2013年10月27日日曜日

鷹の湯(1)

退院してだいぶ体調も戻ってきたし、颱風も消え去ったし、風呂でも行くか。
どっか、行ったことないとこに。
出来れば近場で。
となると、富士ではもうここしか選択肢がないんだなあ。
ということで、鷹の湯(静岡県富士市久沢788-1:0545-73-1526:¥400:平日10:00~23:00:休日8:00~23:00:年中無休)に行きました。
先般まあ1週間ほど入院してた訳ですが、そういったあとにはバーンとした感じで超イイ温泉みたいなとこに行くべきなのかもしれないんですが、まあ私は中年ですから何事もスロースタートが良いのです。




なにせ私が住んでいる同じ市内にあるスー銭です。
車で僅か20分で到着。
駐車場、結構埋まってる。
うん、ややくたびれ感ありの建物ですが、そういうことは中身に関係ないことが多いから別に問題なし。
中に入って券売機で¥600の入湯券を購入。
ロビーは結構広くて、湯上がりとおぼしきおっさんが数人「わしもうへろへろだもんね」感を前回にしてぐだ~っとしてテレビみてます。
ダレたおっさんがへたり込んでる風呂屋は生活感があってそれはそれで良いけど、このあたりは人によって評価が分かれるところ。
わたしゃ好きですけどね。
板場に入って脱衣ですが、たくさんあるロッカーのいくつかは壊れていました(^^ゞ
たくさんあるからこれは問題なし。

さあ、服を脱ぎ浴室に入ると、これまた結構広い。
浴槽も各種たくさんあって、これなら多少人がいても混雑感はないだろうなあ。
ざっと体を洗ってからお風呂に入ろうかと、たくさんあるシャワーの一つに行こうとしたらなんと、スー銭には珍しく石鹸が備えられていないじゃあないですか。
昔ながらタイプの銭湯よりの姿勢でありますが、初めての人は気をつけてくださいね。
板場に石鹸・シャンプー関係の自販機があるので手ぶらで行っても致命傷にはなりませんが。
私の場合は一旦板場に戻り、いつも持ち歩いている固形石鹸を持って洗い場に行き、体を洗って浴槽へ。

まず、どうやらここのウリその①である「茶湯」に入浴。
お茶には消毒効果や脱臭効果があると聞いているので、私のようなアトピー持ち向きな風呂かも知れないです。
やや狭めの浴槽にざぶりとつかると、湯温やや低めで私にちょうど良い。
もっと「お茶お茶」した香りが楽しめるかなと思ってたんですが残念ながらそれはなかったな。
もしかして一番湯だとそういう香りがするのかもね、未確認ですけど。
最大3人は入れそうですけど大きさ的にベスト入浴人数は当然1人。
次の人が来る様子もないため、一人でどっかとつかってました。


次は、ウリその②であるらしい「ドゴール湯」。
なんかフレンチ感あふれ、かつ威風堂々とした感じの名前ですな[1]
一応露天なんですが、浴槽の上まで屋根がかかってるし、周りも壁にふさがれているんで眺望は全くありません。
立地が立地ですから眺望自体は期待してないんですが、暑がりな私にとっては「空気の流れが弱い」というのがやっぱなんとも痛いとこです。
ただし、実はこのことがあとからむしろ有利に働くんですがね。
浴槽には二人先客がいて、一人は若いのに禿頭になっちゃってる人で、もう一人は若いのに禿頭にしちゃってる人という感じ。
まあ、自力他力に寄らず二人とも禿げてますし、私ももうしばらくしたら前者に習うこと必定で有りますのであまり人のことは云わないでおこう。
内湯各浴槽とは異なった泉質を作っているようで、ほらよくあるでしょう。
なんていうの、薬効があるとされている石を砕いたのにお湯を通して作る人工温泉みたいですね。
造りは岩風呂でやや浅め。
実際は循環させているのですが浴槽の縁から一旦流したお湯を回収する方式のため掛け流し風に見えます。
まあ落ち着いた感じでぼーっとした時間を過ごせますね。

次は、ウリその③「コールドサウナ」。
ハレンチ、違った、フレンチな名前でやや熱めの露天風呂に入ってると汗がとまんなくなってきました。
ここにはサウナもあるし、サウナが有ると云うことは水風呂も有ると云うことで、一発水風呂に入って体をさますか、と思ってたらなんか「コールドサウナ」って書いた部屋がある。
最初私はそれを「ールドサウナ」と誤読して、
「なんだぁ?きんきらきんの内装なサウナかぁ。趣味わり」
と一旦は切って捨てたんですけど、中をみてもゴールドな感じはないし。
で、室名札をよおく見ると「コールドサウナ」。
ん?
冷たいサウナ?
サウナの概念は通常「暑い」「熱い」「加湿」という単語に集約され、「冷たい」というのは除外されると思うんだけど、何だろう?
早速はいると、4人ほど腰掛けたらいっぱいになる大きさの部屋におっさんとじいさんが各1名。
そして天井部分からは業務用強力冷房装置のようなモノがあって、そこから冷気ががんがん吹き出ている。
寒い部屋であります。
とは云っても極寒というわけではなくて「ひんやり」という程度であり、暑がりの私には誠に具合が良い感じであります。
こりゃいいや。
いきなり水風呂に入るよりマイルドだし、10分も入っていれば汗が完全に引いて、またお風呂に入りたくなる感じ。
俺、これだけでここに通っちゃいそうです。

ということで、以上鷹の湯でございました。
貼り紙がやたらに多いのもなんか昭和ちっくでGoodで有ります。

[1]
2016年3月21日 追記)
本文中にある「ドゴール」は間違いで、正しくは「トゴール」。
フランスの元大統領、シャルル・ド・ゴールと似た語感のため完全に間違えとりました。
ポストして3年も経ってから間違いに気づくのも一興ですけど。
ちなみに、
「トゴール湯」の元になる鉱石は、新潟県栃尾又温泉付近に産出する風化鉱物であるトゴール・ウォームタイトです。「トゴール湯」はこれを細かく砕いて小石状にし、淡水(湯)を加えたり通したりして、トゴール・ウォームタイトに含まれている無機塩類を溶かし込んで入浴用に提供するお湯のこと。
なんだそうです。
㈱トゴール研究所のサイトから引用)

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