2012年1月23日月曜日

温泉に行かない日(69) 鎌倉市内の銭湯

昨年の11月下旬に鎌倉の清水湯という銭湯に行きました
その時、板場に貼ってあったA4版のポスター(というよりチラシに近い)を見たら、鎌倉市内には清水湯を含めて5つの銭湯があるという様な事を書いてありました。
時間がなかったため、たまたま鞄に入ってた紙切れに銭湯の名前だけを走り書きしておいたのですが、今日まで見返す事もなくそのままになってたんですね。
で今日の昼過ぎ。
最近余りに鞄の中がぐちゃぐちゃになってきたなあと感じていたため、少し整理していたら、鞄の奥底からその紙切れが発掘されたいう訳です。それに書かれた銭湯の名前とiタウンページで調べた結果を統合すると次のようになります。

■鎌倉市内銭湯一覧■
名称住所等 営業/廃業  初入湯日
清水湯神奈川県鎌倉市材木座1-10-24 
046-722-4697
営業中2011年11月下旬 
常楽湯神奈川県鎌倉市台2-4-7
046-746-4224
未確認 未湯
栗田湯神奈川県鎌倉市岩瀬1-5-23
046-746-7893
未確認未湯
野田の湯神奈川県鎌倉市台3-11-21
046-743-0126
未確認未湯
 ひばり湯  神奈川県鎌倉市大船1-13-7
046-746-5324
未確認未湯

ひょんなきっかけではあるけれども、たまたまではあるけれども、清水湯という鎌倉市内の銭湯に行った事があるという縁。
地元浜松ではここ1年くらいで銭湯がバタバタと廃業しているという事実。
歴史ある古都で古いものを大事にする心を持った街・鎌倉といえども、銭湯が存在しにくくなっているという社会構造はおそらく変わらないだろうという想像。
これらを考え併せると、いてもたってもいられない気分になるのです。
鎌倉の温泉、早くいかなくちゃと思ってしまう。

でも待てよ。
上の表をじぃーっと見ていて気になったのは、常楽湯と野田の湯の存在であります。
何だか似た様な住所だなあ。
地図に落とすとこんな感じです。
上の方の横須賀線すぐ西側にあるのが常楽湯、下の方の湘南モノレール富士見駅南側にあるのが野田の湯。
両者の距離はそうですね、地図で見る限りでは500m前後、徒歩5分とかって感じですかね。
かくの如く至近距離にありながら両者とも共倒れせず、今もって営業を続けていられるということは、それはこの辺の住人の方々が、少なくとも銭湯というものを普通に使っている、銭湯を生活するにおいてなくてはならない存在として見ている、という事になると思うのです。
もちろん、銭湯側の経営努力も並大抵の事ではないと思うのですが、ここ鎌倉ではその両者の思いや力がうまく働いて、地域の中で銭湯を存在せしめているんでしょう。

ひょっとしたら、この辺の人々は日替わりで二つの銭湯を使い分ている等と言う、我々からすれば贅沢極まることをしているのかもしれないですね。

あるいは、昼食の味噌汁に入っていた椎茸の件がきっかけとなって激しい夫婦喧嘩をやらかした神奈川県鎌倉市台3-3-35クレール湘南B201号室に住む山田太郎(68)・花子(65)夫婦[1]なんかは、
夫の太郎:
「おう、もぉーいいや。もぉーてめえの顔なんざもう見たくもねえ。けっ!厄落としに常楽湯にでも行ってくらあ!オメエはぜってえ来るなよこの因業ばばあ!」

嫁の花子:
「ああ、いわれなくてもあんたと一緒に銭湯なんて金輪際行くもんかい、けったくそ悪い!わたしゃあ野田の湯にいってきますよ。このくそエロじじいが!」

と夫婦で銭湯を使い分け、夫々別の銭湯で気持ちを落ち着け、湯船につかりながらやはり夫々「まあアイツは今日も胸くそ悪いけど、こっちに非が全くない訳でもなかった。今日のところは早めに帰ってちょっと謝って、一緒に酒でも呑んでおいて仲直りでもしてやるか」

なんていう感じで夫婦和合の元になっているのかもしれない、ははは。

鎌倉で銭湯近くに住んでいる人々が、セイカツの中で普通に銭湯を大事にしているのだろうということは、この2つの銭湯だけでなく他の3つの銭湯にも同じ事が言えるのでしょうね。

私が実際にいく事が出来た清水湯は、確かにそんな雰囲気でした。
うん、鎌倉の銭湯は早晩撤退しちゃうという様なことはないですねきっと。だからまあそんなに焦らなくてもいいのかもしれない。
ゆっくり、じっくり、何回にも分けて鎌倉温泉探訪を楽しむ事にいたしましょう。

[1]
もちろん架空の存在です。
そうではあるけれども、この山田太郎なる人物には一定の人格があるのではという考えが現在では主流[2]です。

[2]
さらにこれもネタです。ごめん。

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